「長引く風邪症状にご注意を!メカニズムを知って対策を考えよう

今年は長引く風邪で来院される方が多い年でした。理由はいろいろあると思いますが気候の変動も関係していると考えます。

さて、ふつうの風邪と治りにくい風邪の違いはなんでしょうか。それは急性と慢性の違いにあります。

風邪は本来、急性の上気管支炎のことを指します。
急性とは急激に発症して期間の短いものです。
だから長引く(慢性の)風邪はすでに普通の風邪ではなくなっています。

急性の風邪の状態とは、ウイルスが鼻や喉の粘膜で増殖した後、体内に入ったことを免疫系が感知して白血球と戦う状態です。
慢性の風邪の状態とは、ウイルスが残っているのに免疫系が働かず、白血球との戦いがあまり起こっていない状態です。
また、ウイルスは体内にほとんどいないけど、からだが復調できない場合もあると考えます。

慢性の状態になると、熱は下がっているので日常の活動はしやすくなっているので余計に体力や免疫力が向上しません。
治らないな~、ちゃんと寝てるし無理してないんだけどな~、と思っても、からだはすでにウイルスを排除することに力を注いでおらず、日常生活にシフトしている状態です。

それでも少しずつウイルスをやっつけて治る場合はまだ良いのですが、これが本当の意味で慢性化することがあります。
最近言われているのは「咳喘息」などですね。

慢性化の一途を辿ると、今度はからだがウイルス以外のものにも敏感に反応してしまう「アレルギー反応」を起こすようになります。
こうなると粘膜が常に炎症状態を作り出して空気中の塵や温度変化などに敏感に反応して咳などの症状を起こすようになります。

本来咳は異物を体外に放出する良い反応なのですが、こうなると辛い割合の方が多くなってしまいます。


さらに、この状態を咳止めやステロイドなどの薬を使うと、炎症反応は一時的に緩和しますが、副作用によって免疫系が余計に働きにくくなることがあるのでより治りにくくなる場合があります。
なので慢性になった時点で薬は控えた方が良いかもしれません。もちろん自身の辛さを考慮してくださいね。

昔からの方法として、レンコンの成分に含まれるタンニンや、玉ねぎに含まれるアリシンが有効なので是非ご自分で調べて試してみてください。

これが効くということは、炎症が過敏に起こっているだけで、ウイルスは気にする状態ではないと思います。
また、これらを用いていも治りにくいときはウイルスがしつこく残っているか、アレルギー体質の状態から変化できないでいるということかもしれません。

治りにくいときにはあうんで治療します。
東洋医学で受け継がれてきた治療はこういった症状にもほんとによく効くと確信していますよ。
もちろん刺さないはり、リラックスできちゃう治療でね。


どうぞ皆さんお大事に~