過敏性腸症候群は、 大腸に腫瘍や炎症が無いのに数か月以上腹痛や便秘、下痢、 不安が数か月以上続いている状態のことです。
人口の10パーセントくらいがかかっていると言われていますが程度はまちまちです。
お決まりの文句ですが、「原因ははっきりと分かっていません」
※日本消化器学会ガイドラインより一部抜粋
来院されている高校生の臨床経験を基に書いていきます。
症状
中学時代から腹痛と便意に悩まされ、 高校ではバス通学や友達グループと出かけるときに大変な苦労をし ていました。
その他にも、イライラ、鼻血、のぼせ、暑がり、汗が異常に出る、 勉強に集中できないなどの症状もありました。
治療と経過
治療は頭の働き、 特に自律神経を調えるために血流が良くなるようツボと手技を使っ て調整をしました。
自律神経に問題がある方は緊張している方が多いのですが、 この方も精神的、肉体的に緊張をしていましたが、 治療が始まってしばらくすると静かな鼻息を出しながら眠ってしま いました。これには一緒に来ていた親御さんも驚いていました。
治療が終わった後の本人の感想では、めまいではないけど、 雲の上にいるような感覚でとても体が軽かったそうです。
2回目からはお腹の調子が格段に良くなり、 その後数回治療をしましたが今は殆ど気にならない程度になりまし た。
そしてその他の症状も全て軽減し、快適な状態になっています。
考察:原因はストレスだけではないが大半を占めるのでは
過敏性腸症候群は決してストレスだけから来るとは断定できません が、かなりの割合でストレスによるものだと考えます。
そして今回は特に脳でしたが、 脳を効果的に調えていけば大腸だけでなく、 その他の症状も良くなる「一石何鳥」 の治療であるという結果が出せました。
また、自律神経が乱れているものであれば同じようなアプローチでかなり改善できるということも分かってきました。
これから応用範囲がどんどん広がっていきそうです。
悩んでいる方は是非一度ご来院ください。長年の悩みがかなり早く改善できるかもしれませんよ。
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