片頭痛の症例と完治させる方法を考える

明けましておめでとうございます。
お正月はどうお過ごしでしたか?私は今までにないくらい正月をのんびりと楽に過ごさせてもらいました。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、年明け最初の投稿、症例そしてあうんのブログ最初の投稿になります。

クライアントは30代女性、症状は長年定期的にやってくる激しい偏頭痛です。
社会人になってから偏頭痛が始まり、産後からは症状が悪化して定期的になってきたそうです。
右目の痛み、右の後頭部、決断力と思考力の低下から始まって、悪化すると吐く、まっすぐ立てない、寝込むなどの状態が大体24時間くらい続くそうです。
今回は痛くなり始めの時に治療をしました。

手の脈をみると、肝と胃の脈が良くありません。まず胃のツボを治療して少し痛みは取れましたが、まだ痛みがあるので今度は肝のツボを探すと激しい反応が。しかし、このツボに触ったとたん、激しい痛みが戻ります。今度は同じツボに違う方法でアプローチすると、指先にしゅわしゅわ〜と「何か」が抜けていく感じを覚えました。クライアントも同じ感覚で「何か」が抜けて行くことで痛みが楽になり、呼吸や声の質が変わることを自覚して今回の治療は終えました。
※ここでいう「何か」は我々の医学では邪気と呼ばれるものです

今回は対処療法的な状態で終えましたが、お話を聞いてみると、幼少期からの家庭内でのトラブルが始めにあり、その後会社員になってから悪化したこと、さらに肝の脈やツボにあった反応を総合すると、心因的な要素が強くあると思われました。
心や過去の記憶にアプローチする鍼もあって、それによって完治するケースも経験していますが、人それぞれにケースが違って今の私の鍼だけでは完治できないことも事実です。
その場合は本人に過去の結びつきと今を生きる大切さを伝えることにしています。
「過去は現在によって彩(いろど)られる」、「今を丁寧に生きる」など、過去は確かにあるけど、そのせいで現在が決定しているわけではないし、過去と比較して今を生きることは苦しくもあります。「現在」に焦点を当てることで、今をしっかりと丁寧に充実した日々を送ることこそ完治する最善の近道だということを今後も治療を通してやんわりとお伝えしていこうと思います。